沖縄滞在中のブルース・リーバー氏(後列右)とパトロール仲間の憲兵隊員(1970年、同氏提供)
大麻・ヘロイン・LSD…「ベトナム戦争で軍が薬物乱用を容認」 憲兵も勤務中に常用、購入資金のため強盗も【基地と麻薬】
[基地と麻薬 復帰前後の沖縄](4)規律の破綻
ブルース・リーバー氏は1970年5月に沖縄に赴任し、その後18カ月間、米軍武装憲兵隊(MP)の一員として基地や街をパトロールした。憲兵隊としての彼の仕事のほとんどは、酔っぱらった軍人を落ち着かせ、けんかを解散させ、交通違反に対処することだった。
「前日までベトナムのジャングルで戦っていて、今は沖縄にいる。そんな者たちがいた。少なくない者はまだ戦闘服を着ていた。彼らの多くはトラウマ(心的外傷)を負い、パーティーに飢えていた。彼らは基地の外で多くのトラブルの原因となった」。リーバー氏は、本紙取材に語った。
沖縄駐留の兵士や米民間人の間では、薬物使...
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