○…「私としては、えっという唐突感は否めなかった」。玉城デニー知事は10日の会見で、西銘恒三郎沖縄担当相が強い沖縄経済の実現に向けた「西銘大臣ビジョン」を公表した時の感想をこう振り返った。県にビジョンの連絡があったのは発表前日だったと明かし「とりまとめには沖縄県とも意見交換する必要があったのでは」とチクリ。

(資料写真、右から)玉城デニー沖縄県知事、西銘恒三郎沖縄担当相

 ○…5月31日の公表を受け「唐突感」があると不快感を示した知事に、政府側は「(県と)方向性は変わらない。じっくり読めば唐突感は消えるのでは」(西銘氏)。松野博一官房長官も「国の取り組み方針のまとめで、特に県との事前調整はないと聞いている」と冷ややかな反応だった。

 ○…知事は第6次沖縄振興計画は県内各界各層の意見を集約して作成したもので「計画と方向性を確認する必要があった」と反論。「強い沖縄経済の実現には国、県、市町村の密な連携が必要。今後は事前説明や意見照会してほしい」と注文した。知事の異議に、政府の「唐突感」やいかに。