沖縄県の北谷町議会(亀谷長久議長)は14日、米軍嘉手納基地に相次いで飛来した外来機に対して抗議する意見書と決議案を賛成多数で可決した。基地周辺では外来機の飛来に伴う騒音被害が深刻化しているとして「町民生活に甚大な悪影響を及ぼしている」と批判した。同基地への外来機飛来と暫定配備の中止や騒音防止協定の順守などを求めた。

米軍嘉手納基地に相次いで飛来した外来機に抗議する意見書と決議案を賛成多数で可決した北谷町議会=14日、北谷町役場議場

 意見書と抗議決議によると、嘉手納基地には5月26日から6月2日までに計32機の外来戦闘機が飛来したと説明。30機余りの外来戦闘機の飛来は2007年以来で、深夜早朝の離着陸回数が増えていることを指摘した。

 提出者の照屋正治町議は「住民が日常的に航空機被害に悩まされている事を日米両政府は認識し、本質的な負担軽減を図るべきだ」と抗議した。採決では4人が反対した。

 町議会は合わせて、米軍人による道路交通法違反事件に抗議する意見書と決議案を全会一致で可決した。

 意見書と抗議決議はそれぞれ郵送・手交で調整している。宛先は首相や防衛相、沖縄防衛局長、米国防長官、第18航空団司令官など。
 13日には嘉手納町議会が同基地への外来機飛来に抗議する意見書と決議を全会一致で可決した。(中部報道部・砂川孫優)