【沖縄】ロックバンド「紫」のドラマーとして活躍する宮永英一さん(70)が、沖縄市の中央パークアベニューで営むライブハウス「CANNON CLUB」(キャノンクラブ)で、1960年代からのオキナワンロックの写真や映像などを展示する史料館を7月から始める。中学生の時に、後の「フィンガー5」メンバーと一緒に納まった写真や10代の頃のバンドの写真なども展示。宮永さんは「復帰50年の年に、音楽の角度から戦後のコザの歴史を伝えたい」と話している。(中部報道部・伊集竜太郎)

奄美出身者の集まりで、後の「フィンガー5」の(前列左端から)3人と写真に収まる中学生の宮永英一さん(後列右端)。いずれもギターを持っている(宮永さん提供)

オキナワンロックの史料館を7月から始める宮永英一さん=沖縄市・キャノンクラブ

宮永英一さん(前列左)が17歳の時に組んでいたバンド「ヤングキング」(宮永さん提供)

奄美出身者の集まりで、後の「フィンガー5」の(前列左端から)3人と写真に収まる中学生の宮永英一さん(後列右端)。いずれもギターを持っている(宮永さん提供) オキナワンロックの史料館を7月から始める宮永英一さん=沖縄市・キャノンクラブ 宮永英一さん(前列左)が17歳の時に組んでいたバンド「ヤングキング」(宮永さん提供)

■有名バンドの変遷

 店舗の壁には、紫やコンディショングリーン、マリー・ウィズ・メデューサを中心に写真などを展示。設置するファイルの中には各バンドの変遷などを記した資料のほか、プライベートのスナップ写真などもある。ステージのスクリーンでは当時のライブ映像を流す。

 ファイルには、宮永さんが中学生の頃、後に「フィンガー5」となる兄弟のうち3人と写る写真もある。宮永さんは母が徳之島出身で、写真は奄美出身者の集まりの時のもので、宮永さんは彼らの自宅に行って何度か音楽を教えたという。「みんな始めたばかりでしどろもどろだったけど、一生懸命やっていた」と当時を振り返る。

 17歳でコザ中学校の同級生で結成したバンド「ヤングキング」メンバーとの写真もある。

■伝説的ライブハウス

 キャノンクラブは60~80年代にBCストリート(現中央パークアベニュー)にあった伝説的なライブハウス。宮永さんが当時のオーナーから許可を得て、自身が経営するライブハウス「鼓響館」を改名した。

 宮永さんは「キャノンクラブは数々のグループを世に送り出し、ロックの聖地としてその名を日本中に残した。ここから、戦後のコザの歴史を音楽の角度からしっかり伝えたい」と意欲を語った。

<復帰50年フェス開催>

 「祖国復帰50周年 キャノン7周年フェス」が20~26日まで開かれる。1960年代から復帰後のロックを再演する。20~25日は午後8時からキャノンクラブで、26日は午後7時から那覇市のアパッチで行う。問い合わせは宮永さん、電話090(1940)3816。