冠水した沖縄県の宮古島市平良大浦の道路で車に取り残された男性の救助に貢献したとして、宮古島署は13日、下地敏和さん(68)、野原用喬さん(43)、下地恵勇さん(66)=いずれも平良大浦=の3人に感謝状を贈った。
同署によると大雨のあった5月28日午前7時過ぎに3人から通報があった。運転席の男性の胸辺りまで浸水し、3人はロープを準備して救助しようとしたが、二次災害の恐れがあるため署員の到着を待った。
3人は、到着した署員につないだロープを持って救助を手助けした。第一発見者の野原さんは「男性はパニック状態だった。助けられて良かった」と話した。
感謝状を手渡した仲宗根宗信署長は「官民がチームになって救助できた」と感謝し、「冠水した道路には進入せず迂回(うかい)してほしい」と呼びかけた。