沖縄本島北部では18日、梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で、雷を伴った非常に激しい雨が降った。東村では午後2時31分までの1時間に50ミリ、名護市では午後4時42分までに48・5ミリを観測。名護市内では川の増水により床上浸水が発生したほか、道路の冠水が相次ぎ、車が立ち往生した。同市源河の県道14号沿いや羽地ダム付近では土砂崩れが起きた。

大雨で道路が冠水し、膝下ほどまで水があふれていた=18日、名護市大東

大雨により土砂崩れが起きた県道14号沿いの山=18日、名護市源河

大雨で道路が冠水し、膝下ほどまで水があふれていた=18日、名護市大東 大雨により土砂崩れが起きた県道14号沿いの山=18日、名護市源河

 沖縄気象台は同日午後1時45分に大雨警報を発表。午後1時53分には土砂災害警戒情報を出した。

 名護市大東の1丁目や2丁目では、午後1時過ぎから道路が冠水。一時通行止めになった。雨が激しさを増すに連れて、高さ30センチほどまで水位が上昇。周辺住民たちは心配そうに様子を見守った。

 道路沿いで居酒屋を営む山田健太さん(38)は「ここまでひどいのはめったにない。店まで浸水しないかと不安だ」と表情を曇らせた。車の水没を避けようと外に出た40代男性は「家の前が川みたいになっていて驚いた」と話した。

 午後6時ごろには西屋部川が増水し、同市旭川の宿泊施設で床上浸水が発生。男女7人が施設内に取り残された。午後6時42分に消防が救出した。けが人はいない。

 源河川の河口付近に接する道路には、長さ30メートル以上、深さ50センチほどの亀裂が入った。川の水位が増し、強い水圧がかかった影響とみられる。近くに住む小野寺晶さん(76)は「今にも氾濫しそうで怖かった。これほど大きなひび割れも初めて見た」と驚いた様子だった。

(北部報道部・玉城日向子)