沖縄県立辺土名高校サイエンス部の金城勇斗さん(17)=3年=と仲井間憲汰さん(15)=1年=らは14日夜、沖縄本島北部で、金粉をまぶしたような模様があるオキナワノコギリクワガタを見つけた。
クワガタ好きの間で「金粉かぶり」などと呼ばれている個体で、体長は4センチほど。同校の東竜一郎教諭と共にクワガタ調査をしている時に出くわした。
「めちゃくちゃ興奮した」という仲井間さん。同クワガタの体色の出現頻度を調べたことがある金城さんは「茶褐色が一番多くて、たまに黒、ごくまれに金粉」と言うが、「これほど金粉が入った個体は初めて」と目を丸くする。
琉球大学博物館「風樹館」の佐々木健志学芸員は「珍しい。体色変異の原因は、よく分かっていない」と話した。
(北部報道部・金城健太)