沖縄県本部町伊豆味の琉球藍製造所で今年の藍製造が始まった。刈り入れから、製造まで4回に分けて行われる。製造所は107年続く老舗。4代目の代表伊野波盛功さん(68)、伊野波盛昌さん(57)と妻あかねさん(49)で取り組んでいる。

かき混ぜの工程が終わった藍=本部町伊豆味

 本来は梅雨の時季の「スーマンボースー(小満芒種)」に全工程を終わらせるが、今年は多雨のため少し遅れているという。この時季を逃すときれいな藍が仕上がらないため、製造所も慌ただしく動いていた。

 工程は(1)2トンの藍の葉を刈り入れ、タンクの天水に浸ける(2)藍が発酵すると昼夜問わずタイミングを見て石灰を入れかき混ぜる(3)終わると何度も水抜きを繰り返す-。

 10日は首里高染織デザイン科の31人が見学に訪れた。生徒たちは初めて見る藍の手間のかかる工程を興味深そうに見守った。

 生徒の1人は仕上がりの藍を見て「こんなに手間暇かかるのにびっくりした。出来上がりの色がきれい。デザインして染めてみたい」と感動していた。

 盛功さんは「琉球藍に1人でも興味を持ってくれたらうれしい」と語った。

(松本アケミ通信員)