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在台湾沖縄県人会の黒島真洋会長(右)と山内わかなさん=台北市内

 【松田良孝通信員】在台湾沖縄県人会(黒島真洋会長)は5月から、台湾の大学で学ぶ沖縄出身留学生向けに緊急時の対応や情報共有に取り組んでいる。事務局を担当する那覇市出身の山内わかなさん(24)は「緊急時、沖縄の人に相談できれば安心感がある。就活情報などを共有できれば」と期待を寄せる。

 同会によると、台湾の大学に留学している県出身者は200人超。都道府県別で最も多いという。留学生を送り出している保護者から県人会の会員に対して「県人会が緊急時の連絡先の役割を担ってほしい」との要望があったことから、ネットワークづくりに取り組むことになった。

 黒島会長は「新たに台湾に来た人をサポートするのは県人会の重要な役割だ」と話す。自身が台北市内で経営する居酒屋「圓酒」で沖縄出身留学生4人をアルバイトとして雇っており、そのうちの一人、宜野湾市出身の福地涼正さん(22)が近く大学を卒業予定だ。

 山内さんは昨年6月に中原大学(桃園市中〓区)を卒業し、現在は新竹市で台湾企業に勤務する。学生時代から沖縄出身学生向けのオンラインイベントを開いてきたこともあり、留学生に向けた情報共有の事務局を務める。

 台湾を台北などの北部、台中などの中部、台南や高雄を含む南部の3地区に分け、各地区に沖縄出身の学生事務局員を2人ずつ配置して留学生が連携しやすくすることにしている。

 山内さんは「留学生は、先に留学している人がどういう学生生活を送っているのか気になるもの。今の時代は海外にいること自体が貴重で、就活情報もニーズが高い」と話している。

※(注=〓は「歴」の異体字)