沖縄から軍事基地をなくすことなどを祈りながら沖縄本島を縦断する日本山妙法寺の「東亜細亜平和行進」に参加したメンバーらが19日、糸満市の荒崎海岸近くで人骨とみられる骨を見つけた。糸満市や糸満署が26日、現場を確認。沖縄戦の戦没者の遺骨の可能性が高いという。

荒崎海岸近くで見つかった骨の写真を撮影する糸満署員(左)ら=26日、糸満市束里

 僧侶の鴨下祐一さん(38)ら約15人が19日、同一帯で遺骨収集を実施。骨は「ひめゆり学徒散華の碑」近くの岩の裏から見つかった。朽ち果てた手りゅう弾や五銭硬貨もあった。

 作業に同行した沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表によると、骨は右前腕の尺骨とみられる。高潮などで別の場所から流れてきた可能性もあるという。骨は今後、厚生労働省が詳しい分析を行う見通し。

 鴨下さんは「たった数時間で遺骨が見つかったことに驚いている。この近くにはまだ多くの遺骨が残っていると考えられる。そんな場所からの土砂採取はしないでほしい」と語った。

(社会部・島袋晋作)