復帰50年の節目に沖縄が歩んだ歴史を伝える写真展「沖縄写真の軌跡」に足を運んだ。会場は、時代の波に飲まれたウチナーンチュの怒りや悲しみ、そして必死に生きるたくましさにあふれていた

▼米軍基地建設で家や土地を奪われ、家族と命を守るため座り込む伊江島の人々。大量解雇に抗議しヘルメットや鉢巻き姿の男女が体を張って団結した全軍労ストの風景からは、怒号や熱気が漂ってくる

▼作品を1点ずつ眺めながら、これほど長い間、権力に翻弄(ほんろう)されてきた県はないだろうと改めて実感する。戦後77年が過ぎても新たな基地建設が進む理不尽さの中で、県民は今も闘い続けている...