エアコンや洗濯機、電子レンジなどの家電製品が沖縄県内量販店で品薄気味だ。国内主要製品の工場がある中国・上海でロックダウン(都市封鎖)があり現地生産が滞ったことや、世界的な半導体不足で生産自体が遅れていることが原因だ。県内家電量販店では在庫が豊富なメーカーからの仕入れを強化しているが在庫のない商品も一部出ている。一方、リサイクルショップの中には6月の家電製品の売り上げが前年同月比1・2倍に伸びた店舗もある。(政経部・又吉朝香)

「今後はエアコンの在庫不足が心配だ」と話すヤマダデンキ YAMADA web.com 那覇本店の稲嶺盛祐副店長=28日、那覇市の同店

 ヤマダホールディングス(群馬)が運営する県内店舗では4月下旬から、一部の商品に入荷遅れが生じている。

 那覇本店では商品の入れ替え時期も重なり、洗濯機の半分以上で在庫がない状態という。このため在庫がある商品には「今なら在庫あります!」と書かれたポップを貼り、購入できる商品を一目でわかる工夫をしている。

 梅雨が明け、気温が上昇した先週ごろからはエアコンの販売が伸びている。那覇本店の稲嶺盛祐副店長は「入荷が未定のエアコンもあるため、需給が逼迫(ひっぱく)する可能性が高い」と、早めの購入を促した。

 エディオン(本社・大阪)でも、エアコンや冷蔵庫などが品薄状態だ。

 担当者は「半導体や上海のロックダウンの影響でダブルパンチだ。こんなに品薄の状態に陥ったのは、過去にない」と話した。メーカーによって生産状況が違うので、仕入れ可能な製造業者からの入荷を強化し、対応しているという。

 屋良電化ストア(那覇)では、取引先メーカーの一部商品の生産が間に合っていない。担当者は「お客さんの希望する商品がない場合は、他の商品を勧めている」と話す。

 家電量販店での新品が品薄状態のため、客足がリサイクルショップに一部流れる傾向も。中古品店のセカンドストリートでは、6月1~22日の家電製品の売り上げが前年同月と比べ1・2倍に伸びた。来店客から「量販店で除湿器の品切れが多い。在庫はないか」といった問い合わせが増えているという。

 担当者は「家電商品全般の需要に対しての供給(在庫)が追いついていない」と話した。