性暴力加害が判明しているフォトジャーナリストの広河隆一氏(78)が7月5日から写真展を開くことが明らかになり、会場の那覇市民ギャラリーに抗議の電話が相次いでいる。ギャラリー側は広河氏と対応を協議したい考えを示している。

那覇市民ギャラリー入り口に貼られた広河隆一氏写真展のポスター(中央)=29日

 写真展に関する電話は6月29日午後6時までに9件あった。「女性としてつらい」「開催は絶対に許さない」「反省が見られないのに活動再開を認めるのはどうか」などの批判や、開催の事実確認があった。

 美底清順館長は取材に対し、展示作品自体が公序良俗に反しない限り通常は利用を許可しており「特別扱いしたわけではない」と説明。抗議の動きを受けて「広河氏に連絡し、協議することも含めて対応したい」と述べた。

 抗議の電話をした「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表は「写真撮影と同時並行で性暴力を重ねてきたことが分かっている人物。写真展の開催は、全ての被害者を傷つける」と批判した。(編集委員・阿部岳