沖縄空手

鍛錬61年、空手は人間形成の道【道場めぐり・8】

2017年5月21日 12:12

琉球国技空手道剛柔流天武心治館 當山全秋・範士十段

道場生を指導する當山全秋・範士十段(2列目右)と當山敏館長(左端)=16日、沖縄市泡瀬

 潮風が吹き込む琉球国技空手道剛柔流天武心治館泡瀬道場。力強く突きや蹴りを行い、気合を響かせる道場生の姿に當山全秋・範士十段は「みんな姿勢がいいでしょ」と目を細めた。

 体が小さく、強くなりたい-と20歳の時、渡口政吉氏の尚礼館で空手を始めて61年になる。海洋博前の1973年、自身の道場を開設した。現在は長男で館長の敏さん(55)、長女小渡秀子さん(51)と共に指導に立つ。

 「空手の修行をすることは人間形成を築くための道」がモットーの一つ。81歳の今も稽古を積み、両拳には成果を示す硬い“たこ”。分厚い手と太い腕が揺るぎないキャリアを物語る。

 こだわりは「伝統文化空手」という言葉だ。「どの国にも文化がある。空手は沖縄の誇れる文化。文化は不滅なんです」。13年前、脳梗塞で倒れたが空手を入れたリハビリで復活した。「空手が五輪種目になった今だからこそ、技の原理を正しく伝えたい」(運動部・中島一人)

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