住宅設備大手LIXIL(リクシル)は、高齢者施設のトイレで人工知能(AI)を活用して利用者の便を分析し、健康状態を無人で管理するシステムを開発した。愛知県大府市の老人ホームで1日、実証実験を開始。高齢化が進み、人手不足が課題となる介護業界の負担軽減に貢献する。実験の結果を検証し、今後商品化も検討する。

 リクシルが開発した、AIで便を分析する便器。便座の裏に内蔵したカメラで便の形や量などを分析し、高齢者の健康管理につなげる=1日、愛知県大府市の老人ホーム

 リクシルによると、高齢者施設では利用者がトイレ内で転倒したり、うまく排せつできず衣服を汚したりすることがあり、職員が頻繁に巡回する必要がある。また、職員が利用者の排便を目視し、手書きで記録することなども双方の心理的負担となっている。(共同通信)