沖縄市出身のミュージシャン、ラッパーのRude-α(ルードアルファ)さん(25)は6月20日、母校の市立宮里小学校(長尾順子校長)を訪ね、平和を願う新曲「うむい」を6年生約180人に届けた。「沖縄戦で生きられなかった人がたくさんいる。この青い空の下にいるだけでさ、俺たちなんか、限りなく自由だから」と語りかけた。
校内で4時間の説教を受けた過去があるというRude-αさん。体育座りする後輩の姿に「みんなちゃんとしてて申し訳なくなってきた。…歌ってもいいかな」とマイクを握った。
歌の後は「何でも答えるよ」というRude-αさんに子どもたちが興奮。本名や身に着けているネックレスの値段などの質問が遠慮なく飛んだ。奥浜彪雅(ひゅうが)さんが「曲を作るのに何日かかったんですか」と聞くと、キャンプ中、瞬間的にサビのフレーズが浮かんだと明かした。
宮里くれあさんと田村美亜さんは「これからもたくさん曲を作ってください」と花束を贈った。
(中部報道部・平島夏実)