沖縄県伊江村の民間地に米軍のパラシュートが落下した事故で、村議会議員や地元区関係者は1日、落下現場を視察に訪れた沖縄防衛局に抗議した。事故が起きた6月30日夕方以降も、午後10時半ごろまで米軍ヘリの夜間訓練があったことも分かった。着陸訓練とみられ、地元からは反発が上がっている。

沖縄防衛局の中筋賢二管理部長(右列奥)らに抗議する西崎区の島袋繁雄区長(左列手前)と村議会議員ら=1日、伊江村・西崎区公民館

 防衛局の中筋賢二管理部長らは1日午前に現場を訪ね、村職員の説明を受けながら落下場所や被害を確認した。空軍が降下訓練を実施しており、このパラシュートも投下したという。

 地元の西崎区公民館では、議員や区長らが防衛局に原因調査や再発防止を要請した。

 内間広樹村議は「パラシュートに重りを装着し忘れて発生したと聞いており、考えられない事故。詳細を村や議会に報告してほしい」と求めた。島袋繁雄区長は「現場から約50メートル以内に10件ほど民家もある。事故後も夜間訓練が行われ、強い怒りを覚える」と批判した。

 中筋管理部長は「安全の確保が大前提で、米側に原因調査と再発防止対策の徹底を申し入れた。ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。

 パラシュートは降下訓練中に風にあおられて西崎区の畑に落下した。風速や風向を調べるためのものとみられ、サトウキビ畑の一部が倒れた。

(北部報道部・玉城日向子)