スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれる「先住民族の権利に関する専門家機構」(EMRIP)の会議に参加するのを前に、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表らが1日、沖縄県庁で会見した。(社会部・平良孝陽)

国連欧州本部の会議に参加する「ガマフヤー」の具志堅隆松代表(左から2人目)=1日、県庁

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、戦没者の遺骨混じりの土砂が埋め立てに使われる可能性がある問題などを国際社会に訴える。具志堅代表は2日に日本を離れ、現地時間の4、5日に会議に参加。8日夜には沖縄に戻る予定だ。

 辺野古の新基地建設に遺骨が含まれる可能性がある問題を提起し、「台湾有事」を引き金とする沖縄の戦場化の懸念を示す声明文を読み上げる予定。

 会見で具志堅代表は「これまでは日本政府に伝え、口では『寄り添う』と返されてきた。直接米国や国連に伝えるしかない」と話し、独自の「外交」に意欲を示した。

 同行する龍谷大学の松島泰勝教授は、旧京都帝国大(現・京都大)の人類学者が今帰仁村の墓から持ち出した遺骨の返還を求めており、EMRIPで訴える。具志堅代表らは別途、開かれるワークショップにも参加し、国際社会との連帯を深めるという。