【マニラ共同】国際交流基金が9月、初めての日系人向け日本語講座をフィリピンで始めることが2日分かった。日系人会や基金関係者が明らかにした。フィリピンでは太平洋戦争で多数の市民が犠牲になり、多くの日系人が戦後、反日世論を恐れて出自を隠し日本語を使うのを避けてきた。関係者は講座を通じて心の傷を癒やし、言語や文化の継承断絶を克服してほしいと願いを込める。

 フィリピン南部ダバオで取材に応じるフィリピン日系人会連合会のイネス・マリャリ会長=6月(共同)

 講座は日系人会が要請。世界中で日本語教育を手がける同基金が担うことになった。日本語を身に付けてもらうことで就労を後押しし、フィリピンに点在する日系人会の連携を促す狙いもある。(共同通信)