2日に発生した通信大手KDDI(au)の通信障害の影響は、医療の現場にも及んだ。(社会部・棚橋咲月、普久原茜)

通信障害を知らせるKDDI(au)のホームページ

 牧港中央病院(沖縄県浦添市)の総務課の担当者は、出勤後の午前10時前、他の部署から「携帯がつながらない」という連絡を受けて通信障害を知った。院外の医師や看護師に連絡が取れない状態が続き「医療全体に支障が出ている」と話す。病院では新型コロナのPCR検査の結果が電話で完結できず、結果を知ろうと直接来院する人の対応にも当たった。

 新型コロナの自宅療養者らへの連絡にも影響が出ている。県によると、新規陽性者や自宅療養者と連絡を取っていた固定電話とauの携帯電話数十台は、通信障害を受けて全て固定電話に切り替えた。ただ、受け手がauの携帯電話を使っていると連絡が取れないケースが生じているという。

 影響の規模は把握できていないものの、約1万人いる自宅療養者の場合、電話で連絡を取っているのは自動音声案内も含め全体の半数に上るという。県は、体調が急変した場合は別の連絡手段を確保するなど「今のうちに対応を確認してほしい」と呼びかけている。