第20回石垣島たこ揚げ交流会(主催・同実行委員会)が6月26日、沖縄県の石垣市南ぬ浜町人工ビーチで開かれた。コロナ禍で昨年、おととしと延期したため、3年ぶり。石垣島を含む全国の愛好家と親子連れの市民ら約200人が参加した。梅雨明け直後に安定して吹く「カーチベー(夏至南風)」を受けて悠然と揚がる様子を楽しんだり、各地の伝統たこの違いを見比べたりしながら交流を深めた。8本足のタコの形をした全長25メートルの巨大たこも揚がり、参加者らが歓喜の声を上げた。(八重山支局・粟国祥輔)

大空に舞うタコの形をした全長25メートルの巨大たこ=6月26日、石垣市南ぬ浜町人工ビーチ

 午前10時の開始直前に一時強い雨が降ったが、その後は曇り空ながら過ごしやすい絶好のたこ揚げ日和に。まず「日本の凧の会本部」(東京)がイベント用に特注した巨大たこを揚げ、場を盛り上げると、多くの市民らも後に続いた。

 色・形・大きさが異なる多彩なたこが次々とカーチベーに乗って大空を舞った。ウクライナ国旗の色を配色したたこを揚げて、平和を願う人の姿もあった。

 「八重山凧愛好会」のメンバーは四角形の「ピキダー」、八角形の「ハッカク」など伝統たこを揚げた。糸を伝って上昇する仕掛けたこ「シャクシメー」も披露。この仕組みを応用し、たこにかごをぶら下げて上昇させると先端で反転、かごの中から“菓子の雨”を降らせ、真下の子どもたちを喜ばせた。日本の凧の会石垣島支部の仲間清隆支部長は「3年ぶりに愛好家たちの元気な顔を見ることができて良かった。たこ揚げは台湾や東南アジアなどでも盛ん。将来的には国際交流大会にしたい」と目を細めた。