沖縄県は4日、KDDIの大規模な通信障害の影響により2~3日、基礎疾患などを抱える高リスクの新型コロナウイルス新規陽性者約300人のうち、3分の1超に当たる約120人と連絡が取れなかったと発表した。
症状の悪化など大きなトラブルにつながったとの報告はないという。
新規陽性者全員に通知する携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)では、2日時点で1943通が届かなかった。翌日も通信状況の悪化が続き、3日時点で536通、4日朝の時点でも120通が未到達だった。
県は自宅療養者のうち約5千人(3日時点)を対象に電話で健康観察をしている。集計はしていないが、通信障害のため、連絡が通じない人が多数いるという。(社会部・平良孝陽)