月面に置いたドーナツを地球から撮影するくらい難しい技術なのだそうだ。国立天文台などの国際チームが、地球も属する天の川銀河にあるブラックホールの輪郭の撮影成功を5月に発表した

▼身近なドーナツでの例えだが、宇宙空間のスケールが大き過ぎ、素人には結局ぴんとこなかった。ただ、スケールに比例して高くなるであろう困難を乗り越えた偉業に心が躍る

▼撮影したのは、地球から比較的近いブラックホールとされるが、それでも2万7千光年先。世界6カ所にある望遠鏡をつなぎ、その距離に応じた仮想的な巨大望遠鏡を作った。人の目だと視力300万。周りにある光やガスを捉えることで「漆黒の穴」のシルエットを浮かび上がらせた...