KDDI子会社の沖縄セルラー電話(那覇市、菅隆志社長)は5日夕、KDDIとの事故対策本部会議で沖縄県内の音声通話・データ通信に問題がないことを最終確認したとして「全面復旧」を発表した。

通信障害の復旧状況などについて説明する沖縄セルラー電話の菅隆志社長=5日、沖縄タイムス社

 4日午後3時までに音声通話・データ通信の利用に問題がないことを確認していたとし、その上で個人・法人向けサービスの利用状況などの確認作業を進めていた。最終確認の時間はKDDIと合わせて5日午後3時36分と発表した。

 菅社長が5日、沖縄タイムスを訪れ、同社の対応と全面復旧を報告。「長時間にわたり県内企業や、ご利用いただいているたくさんの県民の皆さんに本当に多大なご迷惑をおかけし、申し訳ない」とあらためて謝罪した。

 詳細な原因究明と、それに対する再発防止策の構築には一定の時間がかかるとの考えを示し、「こうした事故が二度と起きないようにするとともに、万一起きた場合にはもっと短時間で対応できるようにしっかり取り組んでいきたい」と話した。

 au電話と格安ブランドの「UQモバイル」「povo」の県内契約数は75万1900件(3月末現在)で県内シェアの約5割を占める。同社によると、今回の通信障害で影響があったのは最大65万回線と見込まれ、詳細は今後精査するとしている。

 補償に関する対応は未定だが、県内契約分は個人・法人ともに沖縄セルラー電話で対応するという。

 正常運用の確認後も利用できないとの問い合わせが何件か届いていると言い、同社は「電話や端末の電源を一度オフにし、再起動する操作で改善する」と説明している。

(政経部・石川亮太)