【ロンドンで宮城いつか通信員】沖縄・石垣島をテーマにオリジナルデザインの洋服や小物などを製作・販売する「イチグスクモード」代表でデザイナーの池城安武さん(41)が6月25日から、ロンドンにあるモコメイドカフェで、シルクスクリーン版画展「ICHIGUSUKU MODE EXHIBITION in LONDON」を開催している。7月24日まで。

シルクスクリーンパネルをバックに立つ池城安武さん(左)と振角智子さん=ロンドン・モコメイドカフェ

 池城さんは琉球大学法文学部人間科学科卒業後、デザインを勉強するためロンドンに留学。帰国後からシルクスクリーン版画制作を始め、7年前にロンドンで初めて展示会を開催した。石垣島の自然や文化をデザインしたテキスタイルが人気で、県内外で出展している。

 モコメイドカフェを経営する振角(ふりかど)智子さんは、池城さんがロンドンに住んでいた時に飲食店で一緒に働いていた。その縁で、池城さんが帰国後も連絡を取り合っていたという。

 3年ほど前に振角さんから展示会の誘いがあったが、コロナ禍のため延期となっていた。振角さんは「池城さんの笑顔で浄化される感覚がある。(作品は)かっこいいポップミュージックから優しい三味線の音色がきこえてくるよう。アンディ・ウォーホルなんて目じゃない」と人柄と作品にひかれ、今回の展示会が実現した。作品は即売している。

 カフェ店内の壁面は迫力あるカンムリワシやバサナイ(バナナ)、グルクンのシルクスクリーンパネルで埋め尽くされている。

 池城さんが制作した「チムドンドン」「ニーブヤー」などと書かれた「方言カタカナTシャツ」も現地の人に人気という。振角さんは「意味を聞かれたことはない」と笑う。

 「日本人が英字のTシャツの意味を知らずに着ている」といった現象の方言バージョンをロンドンで広め、「沖縄はかっこいい土地」と関心を引くのが狙いという。

 池城さんはイチグスクモードのロンドン支店も計画している。