建築士という響きはとてもかっこいいもので、日本人の場合、きめ細かい配慮とデザインセンスが高いため、世界にその資格を活かして羽ばたいている方もいます。


目次
建築士として転職したいなら知っておきたい建築士の知識!
既に建築士としての資格を持っている方も、そうでない方も、改めて建築士という資格について知っておきましょう。
就職に有利になるようにするためにはどんな建築士の資格を持っているとよいのでしょうか。
建築士の種類は一級、二級、そして、土木建築士の3タイプとなりますが、土木建築士は他の2種類よりも設計範囲が限られるので、一般的に一級と二級建築士の資格が転職では有利となります。
もちろん、一級建築士が一番難しく、この資格を取るには実務経験が2~4年(最終学歴による)必要です。


建築士って何?一級建築士と二級建築士の違いとメリットデメリットは何?
建築士の資格には一級と二級が一般的には転職の際に有利な資格となりますが、これらそれぞれのメリットデメリットを押さえた上で転職に活かしていきましょう。
そのため、建築関連の企業、全てに携われることとなり、転職の幅も必然的に広がります。



転職する前に知りたい!一般的な建築士の給料・年収は?
より働き甲斐のある転職をするためにはやはり、給料、年収というのは重要なポイントとなりますよね。
そこで、転職する前に知っておきたい、一般的な建築士の給料や年収についてご紹介したいと思います。
気になる一般的な建築士の給料はというと、30代前半の一級建築士を対象としてみると、40万円前後となります。
年収にすると640万円前後となり、この内の140万円前後が年間賞与額となるので、一般のサラリーマンと呼ばれる方たちよりは年収も月収も高いですよね。
しかし、やはり企業(事務所)の大きさによってこの年収は同じ年代でも変化があります。
小規模な事務所であれば、400~600万円ほど、いわゆる大手とされる企業であれば500~800万円ほどと、かなりの幅があります。
また、30代後半になると、実務経験も長くなって経験も増えてきますから、年収はさらにアップして、平均800万円前後です。


どんな職場に建築士の資格を活かして転職できるの?
建築士の資格を活かせる場所は1つではありません。
そこで、ここではどんな職場で建築士の資格を活かして転職ができるかについてお教えしていきましょう。
設計事務所
建築士といえば設計ということで、多くの方が設計事務所への勤務を希望します。
一級建築士の資格を持っていれば、大手の企業への転職も夢ではありませんので、その資格⁺実務経験をしっかりとアピールするようにしましょう。
ゼネコン
こちらも土木や建築とは切っても切れない関係です。
特に大手ともなれば、一級建築士の資格保有者を求めている所も多いため、この設計部への転職も目をつけておきましょう。
デベロッパー
ゼネコンよりもハードルは高くなりますが、一級建築士の資格を持っていて、尚且つゼネコンなどでの勤務経験を持っている方であれば、ステップアップ転職ともなる場所です。
キャリアアップにもつながることは間違いないので、ぜひチェックしてくださいね。
インテリアデザイン系のオフィス


プロジェクト、コンストラクションマネージメント
その名の通り建築に関するマネージメントをする職種で、建築に関するプロとして、設計ではなく、第三者をサポートするものですから、設計は好きだけど、設計よりもその知識を使って人のために働きたいという方にぴったりです。
建築士の資格は未経験の転職であっても有利なの?
今まで建築士の資格があってもそれを活かした仕事をしていなかった、もしくは、まだ持っていないけど、これから建築士の資格を取得して、その資格を活かした転職がしたい方もいますよね。
そこで、建築士の資格が未経験者であっても、この資格は有利に働くのでしょうか。
結論から言えば、年齢によるといえます。
一級建築士の資格を持っていれば、必ず実務経験がある上で資格が取れるものなので、未経験者はいないでしょうが、二級建築士となると、話は違いますよね。

なぜなら伸びしろもあれば、仕事を覚えるスピードも年齢を重ねた人よりも速くて吸収力もあるからよ。


未経験者の建築士免許保有者が転職に成功するための秘訣はこれ!
建築士の資格を活かした職業が未経験という方でももちろん、この資格を活かして転職はできますが、それを成功させるための対策をご紹介しましょう。
転職のブランクタイムを作ってはいけない
建築士事務所などで働いたことがないけども、建築士の資格は利用して前職から転職する際に、ブランク期間を作るのは避けましょう。
しかし、建築士の資格がない方はそれを早く取得するために学校へ通おうとします。
学校へ通うために前職を辞めて長期間転職までに時間をかけると、もしかしたら資格が取れない場合もありますし、「本当に学校に通っていたのか」など疑われ、転職には不利です。
大変でしょうが、ブランクを作らないような学校(夜間など)や通信教育を受けたり、参考書をフル活用しましょう。
二級建築士の資格を活かすなら経験もプラスして!
やはり、一級建築士の資格と比較すれば二級建築士の資格はインパクトが弱いです。
ですが、それを活かして転職したいというのであれば、その資格だけに頼らず、経験をプラスして企業側にアピールできるようにしておきましょう。
特に、上記で述べたように、二級建築士の未経験者の転職は年齢的に厳しくなるケースが増えます。
年齢というハンデがあるのであれば、それを補えるよう、建築関連の経験を身に着けることが大切です。
今の仕事をこなしながら、アルバイトで建築事務所に入って経験を増やすのも良いでしょう(副業禁止が多いので、その点が問題なければ)。
自分の力だけでやろうとしない
転職は一人でやるものだと考えている方は少なくないかもしれません。
実際に、求人をチェックして、良いと思った所に応募するのも面接へ行くのもあなた1人です。
しかし、それをサポートしてくれるものがあることも忘れないでください。
それが転職エージェントの存在です。
有料のものもありますが、彼らを利用することで、有益な求人情報が得られるだけでなく、あなたに転職のノウハウを教えてくれますし、応募書類の添削や面接の練習などをしてくれる所もあります。
ですので、何もかも1人で転職活動をやろうとするのではなく、エージェントに頼り、転職活動をサポートしもらいましょう。
そうすれば、転職活動を成功に導いてくれますよ。
建築士の資格を活かして転職したいならこのエージェントがおすすめ!


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建築関連の経験者であれば特におすすめなのがdodaで、求人数はリクルートエージェントと同じくらい多く、高品質な求人が多いです。

リクルートエージェント
求人数は業界トップで、専門の分野に長けたキャリアアドバイザーがあなたをサポートしてくれるので心強いです。
こちらも、公開、そして非公開求人が豊富で、面接確約求人もあり、何よりも大手エージェントであり、利用料は無料ということもあって、安心して利用することができますよね。
パソナキャリア
パソナキャリアはあの派遣企業であるパソナから誕生した転職専門のエージェントです。
こちらも無料で利用できるエージェントで、女性転職者のサポートにも手厚いので、特に女性には良いでしょう。
大手企業とのコネクションがあるので、高品質で高収入な求人を見つけることができますので、キャリアアップしたい方にもピッタリですよ。
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20代の方、もしくは第二新卒の方にぴったりな転職エージェントが、このマイナビエージェントです。
大手企業の求人は少ないものの、中小企業の求人は多いため、まずは小さな事務所から経験を積んでいきたいという経験職はもちろん、未経験職の転職者にも向いているといえるでしょう。
品質の高い求人(ブラック企業の求人があまりない)を多く扱うエージェントとして優良事業者認定マークも取得している信頼のおけるエージェントです。
建築士の資格を使った転職なら早めに動くのがベスト!
特に、二級建築士の資格保有者で、それを活かした転職をしたいのであれば、年齢が若いうちに動いた方が転職の難易度は低くなりますので、20代半ばの方はさっそく動き始めましょう。
そうでない方はそれをカバーできるような経験値を高めていくことが大切です。
それで転職先が決まり、経験を積めば、今度は一級建築士の資格を目指せば、キャリアアップもできるので、未経験でもあきらめず、プラスアルファとなることを身に着けて企業にアピールできるようにしましょう。